老後に老人ホームで安心できる暮らしを手に入れたいと考えている方も多いかと思いますが、現在は様々な老人ホームもあり、なかなか自分や家族にとって理想的な老人ホームを見つけることは難しいとされています。
老人ホームを選ぶ時、どんなポイントに注意すれば理想の老後生活が叶えられる施設を見つけることができるのでしょう?
今回は、老人ホームの選び方についてご紹介します。
■希望条件に基づいた情報収集
理想的な老人ホームに入居するためには、希望条件を明確にすることが大切です。
希望条件が明確でないと曖昧な施設を選んでしまい、入居した後に後悔します。
希望条件を明確にしてから情報収集を行うようにしましょう。
パソコンやスマホを使って調べたり、自治体に設置されている介護・福祉に関する窓口に相談したりすることで、どんな老人ホームがあるのか情報を集めることができます。
地域別の大まかな情報を把握したら、次はピンポイントでより具体的な情報を集めます。それには老人ホームのパンフレットや資料が効果的です。
パンフレットや資料には施設の職員の勤続年数や人数など、電話での問い合わせや見学だけでは知ることのできないより具体的な情報を知ることもできます。
職員の勤続年数の長さは労働環境に比例している場合も多く、その施設の質を見極めるのに役立ちます。
また、料金体制や施設内容を知るためにもパンフレットや資料は必ず請求しましょう。
■実際に見学してみる
理想的な老人ホーム選びは見学が不可欠です。
実際に施設を見学してみることで、その施設の本質を見ることができます。
見学する時に注意・確認すべきポイントなどを取り上げてみましょう。
まず、老人ホームの設備について確認する場合、入居する部屋がどのようなスペースになっているのかを確認することが大切です。
この時、共同で使うトイレやお風呂、洗面スペースなどのチェックも忘れずに行いましょう。
他にも、部屋に不足している部分は共有スペースで補えているかなどのチェックも大切です。
身内のために老人ホームを探しているという方は、施設の安全性についてもチェックした方が良いので、例えば緊急通報装置などが設置されているかどうかを確認してみるのも良いでしょう。
実際に生活する場所ですので少しでも不満があればそれはストレスにつながります。
2つ目に、職員の対応についても見ていきましょう。
入居後は職員と共に生活することになります。
気の合った好感の持てる対応かどうかしっかりチェックするようにしましょう。
また、見学の際に入居されている方の表情が楽しそうなのか、それとも無表情の方が多いのかも見てみましょう。
実際に過ごされている方の表情を見ることで、その施設での生活が楽しく安心して過ごせているのかどうか、という部分が見えてきます。
理想的な老人ホームを選ぶには、サービス内容や利用料金などを見比べることも大切ですが、それ以上に施設の雰囲気や職員の対応も重要です。
そのためにも、実際にしっかりと見学しどんな施設なのか把握した上で、他の施設とも比べてみましょう。