要介護度の違いにより入居可能な老人ホームについて

老人ホームへの入居を検討する際には、年齢の他にも、要介護度によって入居可能な施設が変わることを覚えておく必要があります。
入居手続きをスムーズに行えるようにしっかり下調べをしておきましょう。

■要介護度により入居できる施設とできない施設がある

老人ホームの入居には、一般的に60歳以上、もしくは65歳以上からという年齢制限が課されています。
介護保険法においては65歳以上を対象としているため、介護サービスを行っている施設においては65歳以上を入居条件としていることが多いです。
60歳以上の高齢者全てがどの老人ホームにも入れるというわけではなく、要介護度によって入れる施設が決まっています。
要介護度とは、介護を受けるにあたって身体機能がどの程度の状態なのか、どこまで自立した動作を行えるかなどを判定するものです。
前段階として要支援1、要支援2の状態を含めて、さらに要介護度1~5の状態までの7段階に設定されています。

要介護度1~2の間では、排泄や入浴などの日常的な動作や、歩いたり起き上がったりすることに部分的な介護が必要な状態です。
この段階では、ほとんどの介護付き有料老人ホーム住宅型有料老人ホームグループホームなどが入居の選択肢として挙げられます。
こういった民間施設の老人ホームでは、ほぼ自立して生活している方から要介護度が高い方まで、受け入れの態勢は様々です。

 

■特別養護老人ホームの場合は?

一般的に特養と呼ばれる特別養護老人ホームは、社会福祉法人や公共団体などが運営しているもので、比較的割安である入居費用や手厚い介護を受けられることで人気です。
こちらは入居の際、要介護度による基準を設けています。
要介護度3以上に認定された場合のみ、特別養護老人ホームの入居が許可されています。
要介護度3より上の段階では、立ち上がる、歩く、食べるなどといった日常生活の動作が行えず、ほぼ全面的な介護が必要です。
そのような状態を家族のみでカバーするのは困難なため、24時間体制で見守る介護サポートが受けられる特養への入居が推薦されます。

ただし、要介護度2までの状態であっても、認知症や知的障害などを伴っている場合であれば特例として特養への入居が認められる場合があります。

老人ホーム施設にも様々な種類があり、入居に求められる条件も多種多様です。
自身または家族が入居を考えていられる方は、年齢および要介護度などをしっかり把握して、どの老人ホームが一番合っているのか入念に調べた上で手続きに向かう方が良いでしょう。