聞いたことはあるけど詳しく知らない「デイサービス」について

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こんにちは。ハピネスプラスの坂峯です。
岡山市から東方面(岡山市、玉野市、赤磐市、瀬戸内市、備前市など)を中心に活動をしております。
日々老人ホーム探しのご依頼を頂きますが、ご相談者様やそのご家族様に対して「どのような老人ホームが合っているか」と言う点に関しては6年間この仕事を続けていても今でも悩んでしまいます。
自分たちに合った老人ホームを探す時に度々話題に上がる事が「デイサービス」です。
今回は「聞いた事はあるけど詳しく知らない」デイサービスについてご紹介していきます。
よろしくお願いします。

デイサービスとは

デイサービス(通所介護)とは、利用する方が出来る限りじりつした生活をおくる事ができるように心身機能の維持したり、自宅での孤立を解消したり、また同居している家族の負担を軽減する事を目的としたサービスです。
朝に迎えに居てもらい、昼食を食べ、夕方に自宅まで送り届けてくれます。
また途中にお風呂に入ったり、身体的なリハビリをしたり脳トレのプログラムがあったりなど充実した日々を過ごす事ができます。
通常は要介護1~5の方が対象となりますが、予防を対象としたサービスがある施設では要支援1,2の方も対象となります。
利用料金は要介護1の方で1回につき645円(介護保険負担割合が1割の場合)と昼食代やおやつ代、その他おむつ代などが必要となったり、お風呂に入る時は別途介護保険料が必要です。

デイサービスに向いた人はどんな人?

上記の様にデイサービスがどのような目的で何をしてくれるのかなどは分かるかと思いますが、実際に「どのような方がデイサービスに向いているのか」をご説明します。
まずデイサービスには独居などで「孤立を防ぐ」と言う利用目的がありますので、集団生活の場となります。
よってある程度の社交性がないと、利用される本人にとってストレスの元になってしまいます。よくある事としては「人付き合いが苦手なので行きたくない」と言う意見です。
食わず嫌いならぬ行かず嫌いな状態なので、実際に体験で数時間行ってみると「意外に楽しめた」と言う事も多くあります。
ある程度の社交性と少しの勇気があればよいと思います。

次に比較的お元気な方から多く挙がる意見としては「お遊戯みたいな事をしたくない」と言う内容です。
歌に合わせて手をたたくや塗り絵やちぎり絵などのレクリエーションの事を、幼稚園などで子供たちがするお遊戯と捉えての反応なのでが、こちろんこれらには「手先を使う事による認知症の予防」や「身体的なリハビリを兼ねている」事なので必要な事なのですが、苦手意識を持っている方から見るとお遊戯と捉えてしまうようです。
よって「一人では寂しい」と思えるような方で、更に「リハビリ意欲がある方」が向いてると思われます。
どうしてもお遊戯などと思ってしまう方には次に紹介するデイサービスの種類に関してもご確認下さい。
きっとその方に合ったデイサービスが見つかると思います。

デイサービスの種類ってなにがあるの?

一口にデイサービスと言っても、コンセプトや実施しているサービスはそれぞれ違います。
と言うに近年はんーずの多様化や競争の激化があり、どのデイサービスも特徴を前面に出していかないと選ばれない時代になっています。
ちなみに岡山県内には821件のデイサービスがあります(令和5年4月現在)
どこも同じサービスなら家から近い所で良いでしょうし、向いていなければ利用が出来なくなってしまいます。
そこでそれぞれが特徴を持ち、色々なニーズ(要望)に応える事で多様化してきたのです。
デイサービスの種類は大まかに下記のようになります。

リハビリ特化型デイサービス

主にリハビリをしたい方向けのデイサービスで、リハビリ用の機械が設置されています。
もちろんお風呂や介護サービスもありますし、半日だけの利用も可能だったりと細かい対応をしている所が多いです。

娯楽型デイサービス

デイサービスに行く事が楽しみになると言う事をテーマとしてレクリエーションに力を入れているデイサービスの事を指します。
なぞなど、カラオケ、囲碁や将棋、マッサージチェアや豪華なお風呂、美味しい食事などが用意されていて、ちょっとした旅行気分を味わえたり、デイサービスで出来たお友達と楽しく過ごす事ができます。
また市町村の条件をクリアしていれば、実際にお花見などのドライブに行くデイサービスもあります。

お泊りデイサービス

通常のデイサービスにプラス宿泊機能を備えたデイサービスの事です。
メリットとしては日ごろ利用している場所なので、安心する事ができます。
ショートステイが予約できない時期でも日ごろからそのデイサービスを利用している方が対象となるので予約が取れやすいです。
ただ宿泊中は介護保険適用外となる為、夜間帯の介護が必要な場合は別途費用が掛かる事も考慮しなければなりません。

従来型デイサービス

従来型とは見守り型とも言われる日中のお世話をメインとしたデイサービスの事です。
比較的重度の方や、認知症の症状により目が離せない方が多いです。
レクリエーションなどが出来ない方が多い為、あまり活動はありませんが、ご家族の介護負担の軽減には繋がりますので重宝されています。

デイサービスの適正な利用頻度とは

デイサービスの利用目的に合わせて利用する回数を決める事が求められますが、介護保険の利用限度額との相談も必要になってきます。
また「介護付き有料老人ホーム」、「認知症対応型共同生活介護(グループホーム)」に入居した場合は、外部の介護サービスを利用する事ができませんので、デイサービスを利用する事はできません。
デイサービスを1回利用すると要介護1の場合656単、要介護5の場合1144単位が必要です。
要介護1の限度基準額は16765単位ですので単純に考えると月に25回ほど(週に6回)
要介護5の限度基準額は36217単位ですので単純に考えると月に31回ほど(毎日)
となりますが、これはデイサービスを利用する以外に介護保険を一切使わない場合に限られます。
一般的には要介護1で押し車や手すり、介護度が進むにつれて車いすや介護ベッド、要介護5にもなると訪問ヘルパーや訪問看護やショートステイの利用と様々なサービスを使う事となります。
よって大切なのは日常生活を基準として必要な介護サービスを考え、余った単位でデイサービスに行くと言う概念です。

デイサービス一体型の介護施設について

住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は介護保険サービスを自由に選ぶことができます。
例えばお風呂に何回入りたいかや、お掃除や洗濯を家族が取りに行くか業者に依頼するか、介護保険でヘルパーさんに対応してもらうかなどを決める事ができます。
その中にデイサービスの利用も検討する事ができます。
この項目ではデイサービスが併設(隣接)されている介護施設をご紹介します。
メリットとしては

  1. 併設の場合真夏の暑さや真冬の寒さ、雨や風などの影響がないので天候による休みがない
  2. 同じ経営母体である為情報の伝達がスムーズで連携が取れている
  3. 老人ホームの入居者が皆一緒にデイサービスにも通うので仲が良くなりやすい
  4. 同一建物減算により外部のデイサービスに行くより利用料金が安い

などがあります。

デイサービス一体型の老人ホームの一覧はこちら

 

最後にまとめ

今回はデイサービスについて書いていきましたが、どこの老人ホームに入るか考えるのと同時に、その老人ホームでどんな生活をしたいかも考えないといけません。
入居してからデイサービスに行けない事が分かっても遅いです。
入居先を探す時は「どんな生活を送りたいか」も同時に考えてみて下さい。
その1つとして「デイサービスの利用」と言う観点で今回の記事をご覧頂ければ幸いです。

 

この記事を書いたスタッフの紹介

名前:坂峯 俊彦(さかみね としひこ)
年齢:43歳
趣味:釣り(シーバス・メバルがメイン)、カフェ(ブラックコーヒーがすき)、e-sports(Fortniteを下手ながらやっています)
範囲:岡山市より東エリア(岡山市全域、備前市、瀬戸内市、和気、玉野市)※倉敷方面も行きます。
連絡:090-7121-1165 又は t-sakamine@okayama-roujinhome.jp
備考:相談員の紹介ページはこちらからご確認頂けます。

 

  • 投稿者
  • 坂峯俊彦
  • 相談員

誰よりもご入居をお考えの方に寄り添い、仕事をする事を心掛けています。相談してよかったと言って頂けるように頑張ります。
老人ホーム・介護施設についてお悩みの方は0120-16-6541までお気軽にご相談ください。

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