老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い

2019.01.12
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サービス付き高齢者向け住宅は、多様化する高齢者住宅の中で比較的人気の高い老人ホームです。
高齢者が安心して居住できるサービスや設備が導入されており、外部の介護サービスを利用できるメリットがあります。
有料老人ホームと同じ扱いをされることが多いのですが、双方にはどのような違いがあるのでしょうか?

■サービス付き高齢者向け住宅の特徴

サービス付き高齢者向け住宅とは「高齢者住まい法」が2011年10月に改正されたタイミングで誕生した老人ホームです。
「サ高住」など略称して呼ばれることが多く、バリアフリー化された賃貸住宅に高齢者が安心して生活できるよう様々なサービスが導入されています。
サービスの内容は各老人ホームによって異なりますが、安否確認や生活相談をはじめ、外部からの訪問介護やデイサービスを利用することが可能です。
入居条件は60歳以上で、要支援または要介護の認定を受けている配偶者や親族など、自立した人を対象としています。
この「身のまわりのことは自力で行える高齢者」を対象としている点は、全国の老人ホームに共通しているルールです。

■有料老人ホームとの違いは?

有料老人ホームとの違いは大きく分けて入居条件・契約形態・サービスになります。

【入居条件】

有料老人ホームには、介護付または住宅型など複数のタイプがあります。
介護付の場合は原則65歳以上の高齢者で、自立状態にある方から要介護状態の方まで幅広く受け入れているのが特徴です。
一方、住宅型の場合は自立または軽度の介護度の方を対象に受け入れをしています。
どちらも入居希望者の心身状態をよく考えた上で、入居条件にあてはまる老人ホームを選ぶようにしてください。

【契約形態】

サ高住は、一般的な賃貸物件を契約する時の流れと同じ扱いになります。
しかし、有料老人ホームの場合は入居する前に「入居一時金」を前払いする必要があります。
この入居一時金は、毎月の賃貸などに償却されていくのが通常の仕組みです。
富裕層向けの有料老人ホームになると入居一時金が1億円以上もする施設も珍しくありません。

【サービス】

サ高住は、安否確認や見守りサービス、相談窓口など安全性や生活上の悩みに対応したサービスが義務付けられていますが、介護支援などのサービスは基本的にはありません。
これに対し有料老人ホームは特定施設入居者生活介護の認定を受けているため、要介護者に対する食事や排泄、入浴など手厚い介護が行われます。

サ高住と有料老人ホームの大きな違いは、介護サービスの有無です。
要介護度が高い高齢者はサ高住に入居できる可能性が低く、常時医療ケアが必要な方は、有料老人ホームを選ぶことをおすすめします。

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