車いすの選び方のコツ

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老人ホームでは、利用者が使う車いすを用意しています。
寝るとき以外は全て車いすで生活をしているという人もいますし、散歩の時だけ車いすという人もいます。
人によって使う目的が違うので、全て同じ車いすで良いという訳ではありません。
そこで今回は、車いすの選び方やコツをいくつか紹介していきたいと思います。

 

■座りやすさ選ぶ

車いすを選ぶ際は、体型に合った座りやすいものを選んでください。
老人ホームで生活する人の中には、一日中車いすで生活をしている人もいます。
座り心地が悪いと腰が痛くなったり、疲れて体調を崩してしまったりする可能性も。
「座の高さ」「フットプレートの高さ」「幅」などを総合的に見ながら、車いすを選ぶようにしてください。

 

■目的で選ぶ

老人ホームでは、利用者を色々な場所へ移動させなければなりません。
「トイレ」「風呂」「ベッド」「外出」など、場面によって使う車いすを変える場合もあります。
例えば、ベッドから移乗する回数が多い人は、肘当てが着脱式のものや、折りたたみができる車いすが便利です。
また、老人ホーム内が狭い時は、小回りが効く6輪の車いすが役立ちます。
老人ホームの利用者がどんな場面で車いすを使っているのか、考えながら車いすを選んでみてください。

 

■自走用と介助用

車いすには自走用と介助用の二つがあります。
自走用は、介助者本人が押して歩くことが可能な車いすです。自分の手で車いす移動できる人におすすめです。
介助用車いすは、自力で移動ができない人用の車いすになります。自走用に比べてコンパクトなので、車の乗り降りや狭い場所での移動に適しています。
老人ホームでは、自走できる人、できない人がいるので、利用者に合わせて選んでみてください。

 

■体の状態で選ぶ■

老人ホーム利用者の体の状態はそれぞれ違います。
先ほど、目的別に車いすを選ぶお話をしましたが、体の状態も考慮しながら選ぶことも大切です。
そこで、老人ホームで生活をしている人の状態別に車いすを紹介していきます。

 

・自走型車いす

車いすの操作ができて体力がある人

 

・電動車いす

車いすの操作ができるが体力がない人

 

・介助用車いす

体力はないが姿勢が保てる人

 

・ティルト・リクライニング車いす

体力がなく姿勢も保てない人

 

老人ホームの利用者に欠かせない車いす。
まずは、老人ホーム入居者の目的や体の状態を確認し、体の負担が少ないものを選ぶようにしてください。

  • 投稿者
  • 池本宏史
  • 相談員

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