家族を介護するのは忙しく、料理を作る暇がない日もありますよね。
また、老人ホームのデイサービスに通っているけど朝夕は食事を作らないといけないという人もいます。
そんな時に便利なのがレトルトの介護食です。温めるだけで美味しい食事ができるので、介護をする方にとっては強い味方になっています。
最近は、老人ホームでもレトルト介護食を採用している場所も出てきました。
そこで今回は、忙しい人に便利なレトルト介護食を紹介していきたいと思います。
■レトルト介護食の選び方
レトルト介護食は、ただ美味しいものを選べばいいわけではありません。
老人ホームでの介護食は、食べる本人の噛む力や栄養バランスも考える必要があります。
日本介護食品協議会で決められたユニバーサルデザインフードでは、噛む力や飲み込む力によって区分が設定されています。
この区分を目安に介護食を選ぶことをおすすめします。
・咀嚼力・飲む力がある場合は「区分1〜2」
・噛むのが困難な場合は「区分3〜4」
老人ホームでも、個人の咀嚼力を判断しながら食事を提供しています。
■牛ごぼうのしぐれ煮 キューピー(区分2)
こちらは、牛肉とごぼう、たけのこの味が楽しめるしぐれ煮です。
歯茎で潰せるので、噛む力が弱い人でも安心して食べることができます。
濃いめの味付けなので、柔らかいご飯の上に乗せて食べても美味しいです。
老人ホームでは、薄味のメニューがメインなので少しお湯で薄めてから出すのもいいいでしょう。
また、塩分が少し高めになります。必ずかかりつけの医師や老人ホームの栄養士から指示を聞いてから食べてください。
■ごろっと野菜 なすとトマトのカレー 明治(区分1)
明治のごろっと野菜シリーズは、1袋あたり約35〜80gの野菜を使用しています。
野菜が不足しがちな人や、栄養バランスを気にしている人にぴったりです。
また、必須ミネラルである「亜鉛」を2.2g配合しています。
老人ホームでは野菜が嫌いな人もいますが、カレーにだったら食べるという人もいます。
野菜嫌いな人や、栄養が偏りがちな入居者の人にはカレーがおすすめです。
■鶏だんごの野菜煮込み キューピー(区分1)
白菜や人参、大根、豆腐が入った野菜煮込みです。区分1なので、野菜のゴロゴロ感を楽しむことができます。
和風だしで煮込んであり、老人ホームの高齢者でも最後まで美味しく食べれます。
具材に関してですが、消化が良い野菜なので、お腹が弱い人や、下痢気味の時にもおすすめができる商品です。
普通に調理された料理と変わらないクオリティなので、老人ホームでも採用できそうです。
ここまでレトルト介護食を紹介してきました。老人ホームで出す料理と変わらないクオリティで、美味しさも定評があります。
しかし、一番いいのは手作りの食事です。普段作る料理と併用しながらバランスの良い食生活を心がけでみてください。