介護施設を探す際に「まずは見学をして決めよう」と考えるご家族は多いでしょう。
しかし実際には、家族だけの見学では限界があるということをご存じでしょうか。
施設見学は「施設を選ぶための重要なプロセス」であり、情報収集の場でもあります。
ですが、担当者不在のときや専門知識のない職員が対応する場合、ご家族だけでは正確な情報を得られないことも少なくありません。
今回は実際のご相談を例に、なぜ紹介センターが施設見学に同行することが重要なのかをご紹介します。
家族だけの見学で起きたトラブル事例
娘さんが先に見学 → 父親が「自分も見たい」
あるご相談では、県外に住むお父さまの施設探しを娘さんが進めていました。
娘さんは先に施設を見学し、施設内の写真を撮ってお父さまに送信しました。
しかしお父さまから返ってきた言葉は——
「写真では分からない。自分の目で見たいから明日行く。」
そこで娘さんから「明日も見学できませんか?」とご連絡をいただきました。
家族だけでは断られていた可能性も
問題は翌日の対応でした。
施設の担当者は不在。通常であれば——
「担当がいないので今日は無理です」
「正式な見学はできません」
と断られていた可能性が高いでしょう。
しかし、紹介センターが施設担当者と直接連絡を取り調整できたことで、
お部屋の内覧だけでも許可が出たのです。
もしご家族だけで施設に電話をしていたら、「担当不在で見学不可」で終わっていたはずです。
なぜ紹介センターが必要なのか?
職員では答えられない質問が多い
当日、案内をしてくれたのは普段ヘルパー業務をしている職員さんでした。
しかし、
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自分の部署以外の情報は知らない
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グループ内の他施設の状況は分からない
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家族からの質問にすべて答えるのは難しい
という現実がありました。
その場でも「分からない」「担当に聞いてください」と返される質問がいくつも出てきました。
紹介センターは「通訳」の役割を担う
紹介センターは、ご家族と施設の“通訳”のような存在です。
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他施設との違い
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費用や制度の正しい説明
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運営母体やグループ施設の特徴
これらを分かりやすく補足し、
ご家族の理解と安心をつなぐ架け橋となります。
結果的に、施設職員からも「今日はありがとうございました」とお礼を言われました。
紹介センターにとっては当然の業務ですが、
この“当たり前”を果たせていないセンターも多く存在します。
家族だけの見学に潜むリスク
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誤解や不安が残りやすい
→ 職員によって説明範囲が異なり、誤解が生じる場合があります。 -
比較基準が持てない
→ 一つの施設だけを見ると「これが普通」と思い込みやすく、後悔することも。 -
相談先がない
→ 制度や費用の仕組みは複雑で、家族だけでは正しく理解しきれません。
紹介センターが同行する4つのメリット
1️⃣ 正確な情報を補足してくれる
介護制度や施設の特徴を理解しているため、誤解を防ぎ安心して選べます。
2️⃣ 比較視点を提供できる
多くの施設を見てきているからこそ「他ではこうしている」という視点を持ち込めます。
3️⃣ 家族の代弁者になれる
聞きづらい質問(費用、医療対応、看取り方針など)も代わって確認できます。
4️⃣ 施設との橋渡し役
担当者不在でも調整が可能。家族だけでは断られる場面も回避できます。
紹介センター選びも大切です
施設選びと同じくらい、「どの紹介センターに相談するか」も重要です。
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施設の知識や実績があるか
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ご家族に寄り添って対応しているか
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正しい情報を中立的に伝えているか
単に施設を紹介するだけではなく、家族の想いを理解してくれるセンターを選びましょう。
ハピネスプラスのサポート
岡山県を中心に活動する「ハピネスプラス」では、これまでに1,500名以上の入居支援実績があります。
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見学の調整・同行サポート
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契約前の不安点を解消
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制度や費用の正しい理解をサポート
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ご家族が安心できるよう最後まで伴走
単なる紹介ではなく、信頼できるパートナーとしてご家族と一緒に施設選びを進めています。
まとめ:最高の施設選びは「誰と見学するか」で変わる
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家族だけの見学では情報不足や誤解が起こりやすい
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紹介センターが同行することで、安心・正確・効率的な見学ができる
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施設選びと同じように、紹介センター選びも大切
施設入居はゴールではなく、新しい生活のスタートです。
だからこそ、信頼できる紹介センターと一緒に、納得のいく施設選びを進めていただけたら嬉しいです🌿