認知症に対する正しい理解と予防、そして介護施設の探し方を解説します。

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こんにちは。ハピネスプラスの坂峯です。
2022年ももうすぐ終わってしまいますね。介護施設の相談窓口をして来年で6年目に入ります。
色々なご相談を頂いてきましたが、相談内容の中で多かったキーワードは「認知症」です。

認知症によって記憶力や判断力が落ち、日常生活に支障をきたしてきた事により介護施設を検討するきっかけになったと言う相談が多くありました。
今回はその認知症をキーワードとして

  1. 認知症の正しい理解
  2. 認知症の予防に関して
  3. 認知症の症状によって違ってくる介護施設の探し方

以上のような内容を記載していきます。
宜しくお願いします。

認知症があっても入居できる施設はこちらからご確認下さい。

 

認知症の正しい理解について

まずは岡山県の高齢化率、認知症の種類、認知症患者数の推移から記載していきます。

岡山県の高齢化率

2019年:30.3%(57万3千人)
2045年:36% ※予測値

認知症の種類(一例)

  • アルツハイマー型認知症
    脳細胞が様々な変化により減少し、脳が萎縮する事で引き起こされる認知症の事
  • 血管性認知症
    脳梗塞や脳出血などにより、脳の血管がつまったり破れたりする事で起きる認知症の事
  • レヴィー小体型認知症
    大脳皮質の神経細胞内に特殊な変化が現れる病気で、幻視が見えたり歩行が困難になったりする認知症の事

認知症患者数の推移

2012年 460万人(人口の15%)
2020年 約600万人(人口の16.7%)
2025年 約650万人(人口の20%)
2025年には高齢者人口の5人に1人が認知症になると言う推移になっています。

認知症について正しい理解

認知症の正しい理解のブログ(おばあちゃんの物忘れのイラスト)

年齢を重ねるにつれ避けては通れない認知症ですが、よくきっかけとして挙げられるのは“物忘れ”です。
認知症の初期症状のように思えますが、認知症の定義としては

  1. 今まで培ってきた知識が失われる事や、出来ていた事が出来なくなってしまう事。
  2. 出来なくなった事によって日常生活に重大な支障が出る事

このように単なる物忘れがあっても日常生活にさほど支障がないのであれば、それは認知症ではないと判断が出来ます。
また物忘れは進行が非常に緩やかですが、認知症の進行は著しく進む事もありますし、自覚症状に関しても物忘れはあるに対して認知症は自覚症状がない事もあります。

認知症の予防に関して

認知症には早期発見と早期診断がとても大切なようです。万が一認知症であると診断されても、適切な処方により進行スピードが改善出来たケースもありました。

検査方法の一例

  • 長谷川式簡易知能評価スケール
    記憶を中心とした大まかな認知機能の障害を調べる検査で、簡単な計算なども行い、30点満点で何点かが分かります。
  • ミリメンタルステート検査
    30点満点で21点以下で認知症であると診断されます。字を読んだり図形を書いてもらう等の単純な作業をする検査方法です。
  • 時計描画テスト
    時計を指定の時間通りに正確に書けるかを見て検査する方法です。

日常生活の中の変化を見る

「最近母の様子がおかしいぞ」
「夜中や早朝に電話をしてくる」
「冷蔵庫に同じ商品が大量に保管されている」
など上記の様な変化があった際は認知症を疑ってみましょう。
変化を察知する為には、「年に数回しか声を聞かない」の様な対応だと気づく事が遅くなってしまいます。
日々の変化に気付く為には、毎日や週に数回の接触が必要です。

認知症の正しい理解のブログ(夜中でも鳴る電話のイラスト)
電話をしてみたり、休みの日に訪問してみたりと、接触頻度が多ければ多いほど、変化に気付くチャンスがあります。
また、会う時に下記の様な質問をしてみましょう。

  • 近い将来の予定を聞く(なければ作ってあげます)
  • 昨晩や今朝のご飯の内容を聞く
  • 曜日や時間を出してみる。
  • 人の名前や物の名前を聞き出す

など

主に思考力や記憶力に問題がないかのチェックを行える質問をします。
病院に行って検査をして欲しいと言うと大げさに感じて嫌がる方もいらっしゃいますので、何気ない会話の中で聞き出してみましょう。

認知症の予防方法

認知症にならない為にはどうすれば良いかとお考えの方も多いでしょう。また認知症になった場合でもできるだけ進行を遅らせる事も必要です。
まず、認知症になると言われている原因として挙げられているのが「生活習慣」です。
認知症は脳の障害が起こる病気(症候群)ですので、脳に悪い影響が出る事を防ぐ必要があります。

  • バランスの良い食生活
  • 適度な運動
  • 過剰な飲酒や喫煙
  • 生き甲斐を持つ日々に変化をつける
  • 歯のケアをしっかりとする
  • 睡眠時間は6時間以上、9時間以下にする
  • 家を清潔にする(カビを予防)

認知症の正しい理解のブログ(バランスの良い食事のイラスト)

この様に認知症の予防は特別な事をする訳ではなく、日常生活に気を付けるだけで予防ができます。
ただ一人暮らしだったり、同居でも日中は家族が仕事に出ていて自宅で一人で過ごしている様な状況だと、対策が出来ない事もあるかもしれません。
対策をする上で重要な事

  • 実施状況を確認する
  • 実施を促す
  • 一緒に行う

計画して、実行して、検証して、改善すると言うサイクルが必要です。
そもそも本当に実施できているかの確認も必要です。

  • 夜何時に寝て朝何時に起きているかを確認
  • 歯磨き後の確認をする(定期的に口腔ケアをする)
  • 栄養バランスよい食事を提供し、きちんと食べているか確認する
  • 手作業や趣味を提供し日々に変化を付ける
  • 天候の良い日にはお散歩に行く(自宅での体操なども行う)など

実施する内容は簡単に思えますが、毎日実施する事や、実施しているかの確認を取り続ける事は難しく感じられます。
1人で抱え込まず、家族や親族、担当のケアマネージャーさんや、地域包括支援センターにも相談をしましょう。

認知症の症状によって違ってくる介護施設の探し方

介護施設を探すきっかけとして認知症の発症や進行が挙げられますが、上記に記載しました通り認知症にならない対策としても介護施設に入居する事が適している事も多くあります。
認知症の対応という基準で介護施設の種別毎におすすめ度とその理由を記載します。

  • 介護付き有料老人ホーム(おすすめ度◎)
    要支援1~要介護5まで幅広く対応が可能で、認知症をお持ちの方も多い為対応に慣れている。
  • グループホーム(おすすめ度◎)
    入居には認知症の診断が必須である為、認知症の専門的な勉強などをしていて対応力もあり一番お勧めの施設です。
  • 住宅型有料老人ホーム(おすすめ度○)
    各施設により異なるが見守り環境がある施設など、外部のデイサービスに頼らなくても大丈夫な施設であれば可能
  • サービス付き高齢者向け住宅(おすすめ度○)
    自立型の施設は対応が出来ないが、ヘルパー常駐やデイサービス併設などの施設であれば人員体制に関しても問題はありません。
  • 特別養護老人ホーム(おすすめ度◎)
    要介護3以上の重度の方に向けた施設であり、他者に危害を加える等がない限り対応は可能
  • 軽費老人ホーム(おすすめ度×)
    一部の軽費老人ホームを除き介護の必要がない方に向けた施設である為、自分で時間を把握しご飯の時間になると食堂へ自分で降りてきて配膳から下膳までを自分の力で出来る方が対象となる施設です。

 

上記の様に軽費老人ホームを除きほぼ全ての施設で認知症に対応できると言う結果になっています。
また、いずれの施設でも基本的に他者へ危害を加えるであったり、夜中などの人員が少ない時間帯にナースコールが多かったり徘徊が多かったりなどが起こると「対応不可」になる事もあります。
介護施設を探す際には「場所」、「費用」の他にも、「どの様な生活をおくりたいか」を基準にレクリエーションの有無や内容、面会が出来るか、リハビリの有無や内容、医療の連携の有無や夜間休日の対応などをしっかりと考えておきましょう。

認知症の予防と言う観点からみても栄養バランスのとれた食事の提供はもちろんの事、食後の歯磨きのお手伝いやお薬の管理、趣味の継続のための支援、睡眠時間の管理などを総合的に見てもらう事ができます。

ご本人様は「まだ自分で出来るから大丈夫」と言うかも知れませんが、安心で安全を考えた場合は認知症の予防も出来る介護施設に入居している方がより良いと考えられます。

最後にハピネスプラス相談員から一言

今回は認知症をテーマにして正確に理解する事、予防するにはどうしたらよいか、介護施設で予防も出来ると言う3点をお伝えしました。
認知症を患った方への対応は簡単な事ではありません。
認知症であっても精一杯生きているからこそ行動し発言するのです。
それを思うと危険だからと家に閉じ込めておく事が正解なのかと疑問に思う事もあります。

  • 認知症であってもその人らしく生きて欲しい
  • 少しでも認知症の進行を遅らせたい
  • その方にとって心許せる人として寄り添いたい

ご家族様も大きな心を持って対応ができれば良いですが、24時間、数ヶ月、数年と対応する内に「介護うつ」になる事も考えられます。
その様な時は一人で悩まずハピネスプラスにご相談下さい。
ご希望に沿った介護施設を無料でお探しします。
「相談だけ」でも「検討だけ」でも何でも大丈夫です。
ギブアップする前にご相談頂けたらと思います。
宜しくお願いします。

ハピネスプラス相談員プロフィール

この記事を書いたのは2018年から介護施設の相談窓口として活動を始めた坂峯(さかみね)です。
今まで数多くのご相談に対応させて頂きました。

介護施設をお探しになる際はぜひご一報下さい。

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宜しくお願いします。

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