入居している家族がいる場合、老人ホームまで差し入れのお菓子を届けたいと思う方もいるでしょう。
しかし、老人ホームでは基本的に朝・昼・晩の3回の食事があり、その他におやつの時間が設けられている施設は多いです。
様々な規則もあるので、持ち込むのは大丈夫なのか戸惑ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
そこで、実際に老人ホームの入居者に差し入れとしてお菓子を渡すのは可能なのか、解説していきましょう。
■施設の規則に従うのが基本
老人ホームはその施設によって様々な規則があります。
入居している以上、その規則に従う必要があるので、お菓子の差し入れなどは断られてしまう可能性があります。
特にお菓子の場合は病気にも大きく影響するので、食事制限がある方は難しいでしょう。
仮に食事制限の必要がない入居者への差し入れであっても、他の入居者へお裾分けするケースも考えられます。
そうなると、食べ物の持ち込みでその方の容体が悪化する可能性もあるのです。
従って、お菓子を差し入れしたいと考えているときには、事前に老人ホームに相談する必要があります。
実際に差し入れを持って行ったという方もいるかと思いますが、その施設によって違うので、必ず確認しましょう。
施設の許可がもらえれば、好みのお菓子を差し入れしても良いでしょう。
■入居者が自分で用意した食べ物は?
家族や他の誰かが差し入れしなくても、入居者自身が自分で用意した食べ物はどのような対応がされるのでしょうか?
具体的な理由がなくても、その日の気分で食が進まないケースはあるでしょう。
そんな状況を考えて、お惣菜・漬物・ふりかけなどの持ち込みが許可される老人ホームもあります。
毎日老人ホームで食事制限などがなければ、そういった食べ物は許可されやすいでしょう。
ただ、持ち込む場合は必ず周囲の方への配慮や食品の管理をしっかり行わなければなりません。
食べ物やお菓子は、食事制限がある方も入居している老人ホームではリスクが伴うという点をしっかり理解しておきましょう。
差し入れとして、お菓子や食べ物を持って行こうと思う気持ちは、どんな方も抱くことでしょう。
しかし、全ての老人ホームでお菓子や食べ物の差し入れが許可されているわけではありません。
施設によっては受け取りの対応が異なるので、事前に確認して、負担のないものを選ぶようにしましょう。
また、思わぬ事故につながる可能性もあるので、ほかの入居者への差し入れは控えるのが適切です。