老人ホームでは、利用者の健康を考えたレクリエーションが盛んに行われています。
体の健康だけでなく、ストレス解消や認知症予防に効果的なエクササイズも。
今回は、老人ホームで行われているレクリエーションの種類や効果を詳しく解説していきます。
■体を動かすレクリエーション
体を動かすレクリエーションは、老人ホームでも力を入れている項目の一つです。
老人ホームの利用者は、運動を機会が少ないため、レクリエーションの時間を利用して、体を動かす必要があります。
運動をすると体の機能が回復しストレスも軽減。日常のリズムも整ってきます。
体調を崩しやすい高齢者は、レクリエーションを取り入れていきましょう。
■指先を使うレクリエーション
手先や指先を使ったレクリエーションは、老人ホーム利用者からの人気も高いです。
ハサミを使って工作をしたり、指先を使って折り紙を折ったり、お手玉で遊んだり、楽しくできるものが多数あります。
子供の頃を思い出しながら取り組んでもらえるので、老人ホームの利用者は「懐かしい」と感じながら笑顔で取り組んでくれます。
また、手先や指先を使うことにより、脳の働きを活性化させる効果も。
運動が困難な人でも気軽に参加できるので、積極的に取り入れたいレクリエーションの一つです。
■頭を使うレクリエーション
頭を使うレクリエーションは、脳の活性化が期待でき、老人ホームでも取り入れてられています。
クイズやパズル、計算問題は、「考える」という行動をするため、脳が活性化され認知症の予防にもなります。
ポイントとしては、複雑なルールや理解しにくいレクリエーションはしないことです。
利用者の意欲が下がったり参加ができないこともあるので、直感的に楽しめたり、誰でも理解できるルールを設定して進行していきましょう。
■気持ちが穏やかになるレクリエーション
気持ちが穏やかになるレクリエーションは、高齢者特有の悩みに効果的なレクリエーションです。
老人ホームで生活をしている人は、身心の衰えや孤独感、寂しさを抱え、ストレスや不安と常に戦っています。
そんな症状をや和らげるために、多くの老人ホームで心が落ち着くレクリエーションを取り入れているのです。
動物と触れ合う「アニマルセラピー」、アロマでリラックスしてもらう「アロマテラピー」などは日常の不安やストレスを緩和させてくれます。
また、学生が老人ホームを訪問し交流をする機会も増えてきました。心のケアも大切なレクリエーションの一つと言えるでしょう。
老人ホームで生活する人にとって、レクリエーションは欠かせないものです。
本人の体調と相談しながら、笑顔で楽しくレクリエーションを楽しんでみてください。