老人ホームというと、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの入所施設を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
介護保険を使って利用できるサービスの中には、デイサービスやショートステイなど日帰りや数日間老人ホームに宿泊するものもあります。
今回は、老人ホームに通うデイサービスやショートステイについてご紹介しましょう。
■デイサービスとは?
デイサービスは日帰りで老人ホームに通い、介護サービスを受けることができる場所です。
独居でなかなか外出する機会がない高齢者、家族が介護をしているけど仕事や育児のための時間を作りたいなどの理由で利用するケースが多くなっています。
しかし、デイサービスに通うためには条件があります。
それは、要介護1~5のどれかに認定されているということです。
もしも利用したいと考えている人が要支援1・2の場合は、介護予防通所介護というサービスを受けることができるので、担当のケアマネジャーなどに相談してみると良いでしょう。
デイサービスでは、入浴や食事、機能訓練、レクリエーションなどが行われています。
それぞれのサービス内容に関しては、事業所によって異なるため事前に確認しておくことをおすすめします。
特にレクリエーションは、特色が出やすいサービスとなっているので、どのようなレクリエーションを行っているか見学の際に確認しておくと、通い始めてから後悔することもないはずです。
■ショートステイとは?
ショートステイは、普段在宅で介護をしているけど急な用事や介護する側の体調不良など、在宅で介護が難しい場合に利用するサービスです。
ショートステイは、短期入所生活介護とも言われているサービスで、被介護者が数日から1週間程度老人ホームに入所するというものになっています。
特別養護老人ホームなどに併設されている事業所とショートステイ専門の施設に分けることができますが、多くの場合は特別養護老人ホームなどに併設されています。
ショートステイを利用することができるのは、要介護1~5のどれかに認定されている方、40歳~64歳で特定疾病により要介護と判断された方です。
ショートステイでは、食事や入浴などの生活介護を受けることができるだけではなく、機能訓練なども受けることができます。
老人ホームには様々な形態があり、全てが入所施設というわけではありません。
デイサービスやショートステイのように日帰り、もしくは短期間利用できるサービスもあるので、どのような老後生活を望むのかを良く考え、老人ホームを選択すると良いでしょう。