老人ホームに入居する場合に、要介護度によって住むことができる施設が異なってきますが、その前段階の要支援でも同じことが言えます。
要支援とは、現段階では介護を行う必要はないけれども、将来的に介護が必要になる可能性があると認定されることです。
今回は、要支援の段階でも入居できる老人ホームについてご紹介しましょう。
■要支援で入居できる老人ホーム
将来的に介護が必要になる可能性があると認定された要支援の方が入居できる施設は多数あり、それぞれで特徴が異なります。
要支援でも入居できる施設について詳しくご説明します。
・介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームは、入居者の状態に合わせて介護や生活支援などのサービスを提供します。
介護専用型と混合型の2種類があり、要支援の方は混合型の施設が利用できます。
・サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅では、要介護度3までが入居対象となっています。
住宅はバリアフリーとなっているため生活もしやすい特徴があります。
しかし、基本的には介護サービスは提供しておらず、介護が必要となった場合には外部サービスを利用しなくてはなりません。
・住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームでは、自立して生活ができる方から要介護の方まで幅広く受け入れています。
主に、生活支援や医療機関の健康管理サービスを受けられます。
要介護の入居者もいるが介護サービスは提供していないため、外部のサービスが必要です。
・グループホーム
グループホームは、認知高齢者向けで自立を促す施設です。
要支援2から要介護5の高齢者の方が入居対象となっています。
介護施設というよりも、リハビリや介護ケアを行い自立して生活を送ることを目的としています。
症状が悪化してしまうと継続して入居することが厳しくなってしまいます。
・ケアハウス
ケアハウスは、自治体が運営していたり、援助をしているため安く利用することができます。
月額利用料が安いため、費用が心配な方によく利用されています。
しかし、初期費用が高めになってしまうことはデメリットとなるので気を付けましょう。
要介護3までの60歳以上の方が利用することができるため、要支援でも入居することができます。
要支援の方が利用できる老人ホームは多くありますが、中には症状によって入居できないこともあります。
入居条件を確認して自身が利用できる施設なのかを調べておくことが大切です。
要支援の方は、要介護度が上がらないようにサポートが受けられる施設を探しておくと、要介護度の悪化防止につながるでしょう。