老人ホーム選びに、個室希望か相部屋希望かを考えて選ぶ方もいますが、全て個室の施設もあれば相部屋と個室を選べる施設もあります。
そこで今回は、老人ホームでの個室や相部屋のメリットなどについてご紹介していきましょう。
■老人ホームは個室が多い?
老人ホームといっても民間施設と公的施設があり、それぞれの施設によって内容が異なると同時に、部屋もそれぞれの施設によって個室か相部屋かも異なってきます。
2002年にユニットケアが制度化されたことで、現在は個室の施設も増えてきたため、これ以降の施設では個室がほとんどといっても良いでしょう。
またそれ以前の施設であっても、ユニットケアの普及が年々増加しているため、どちらかといえば個室の方が多くなっています。
特に個室がメインの施設はグループホームやケアハウス、健康型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホームで、夫婦の場合は2人部屋になっているところもあります。
また、特別養護老人ホームや住宅型有料老人ホームは施設にもよりますが、個室と相部屋と選べる施設が多くあり、介護老人保健施設や介護療養型医療施設に関しては、相部屋がほとんどになっています。
■個室ではどんなメリットやデメリットがあるの?
老人ホームでの個室は、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
【メリット】
・自分の部屋と同じように過ごすことができる
・プライベートを保つことができる
個室のメリットは、何よりも自宅と同じような雰囲気で自分の生活スタイルを保ちながら生活ができて、プライベートな空間を保てるので、誰かに気兼ねすることなく、自分らしい生活を送ることができます。
【デメリット】
・人間関係のストレスがある
・費用がかかる
常に誰かと同じ空間で1人になることがないため、人間関係に関してのストレスを感じやすく、気が合わない人と一緒の場合はトラブルに発展してしまう恐れもあります。
また個室にすると費用も相部屋に比べてかかり、収入が少ない場合にはこの料金が大きな負担になります。
■どっちを選べば良い?
施設選びに重視するのは個室だけでなく、施設の設備や雰囲気、スタッフの対応もポイントになってきます。
そのためには、個室が相部屋かを選ぶのと同時に他の条件も比較してから選ぶ必要があります。
納得した施設を選ぶためには、少しでも早めに多くの施設の資料請求を行い、積極的に施設の見学を行いましょう。
また資料だけでは見えてこない部分もあるので、必ず施設に足を運んで自分の目で個室や相部屋の良さを確認してから選ぶことをおすすめします。