同じ老人ホームでも、家具があらかじめ備え付けてあるところもあれば、自宅で使用していた家具を持ち込むところもあります。
今回は、老人ホームの部屋のタイプや家具についてご紹介していきましょう。
■老人ホームの部屋の家具は?
老人ホームの部屋の家具は、施設によって備え付けタイプと持ち込み可能タイプがあります。
持ち込みタイプの場合、自分のお気に入りの家具を持ち込めるので、今までと同じ生活を送れるという安心感が持てます。
老人ホームなのに自宅マンションのような感覚になれるので、どこでも自分らしくいられるというメリットがあります。
一方の備え付けタイプの場合、タンスやクローゼット、テレビなどが既に揃っているため、すぐに老人ホームで新しい生活が送れるように配慮されていて、費用がかからないというメリットがあります。
老人ホームでは備え付けタイプが一般的ではありますが、各部屋が広いタイプや夫婦一緒の部屋の場合は、このような持ち込みタイプも多くなっています。
■備え付けタイプでも家具を持ち込める?
老人ホーム入居の際、部屋の家具が備え付けタイプであっても、広さや施設によっては家具の持ち込みが可能になる場合があります。
部屋の広さによって、持ち込める家具のサイズが決まっていますが、高齢者にとって環境を変えることは大きな負担となるので、必要な家具であれば持ち込みを断られることもないでしょう。
しかし、老人ホームの部屋のレイアウトが決まっていたり、介護する上で物が多いとスムーズにできない場合は断られる可能性があります。
入居前に部屋のレイアウトや広さを確認しておくと、どれくらいのサイズなら設置できるかを知れるので便利です。
■備え付けの家具は自分で選べる?
老人ホームの部屋が備え付け家具だった場合、家具を自分で選べると思うかもしれませんが、残念ながら備え付けの場合はそのほとんどが家具を自分で選ぶことができません。
既に家具を備え付けているため、部屋ごとに家具を変えるのはとても大変です。
また、家具の大きさによって車いすが入らなくなるなど、介護に支障が出てしまう可能性があります。
老人でも簡単に使える家具を中心に設置しているので、備え付けの家具はどの部屋も同じであり、基本的には自分で選べないと覚えておきましょう。
老人ホームによって、家具に関する規定も変わってきます。
今までと同じ生活を送りたいのか、新たな環境を快適にしたいかによって、家具付きの老人ホームにするかどうか選択してみましょう。