老人ホームで働く際は、できればいくつか資格を取っておくと就職に有利に働きます。
どのような資格がより有利になりやすいのか、説明しましょう。
■介護職員初任者研修を取得しよう
老人ホームでは主に食事や排せつの介助をする関係上、常に入居者と接しているでしょう。
介助や介護が必要な方々の手助けを正しく行うために、老人ホームで働く介護士として持っていると良い資格があります。
それは介護職員初任者研修です。
必須ではないものの最低限この資格を有していることが募集条件に記載されていることもあります。
資格なしでも働くことは可能ですが、やはり職員資格は持っていて損はないでしょう。
そして老人ホームにもいくつかの種類がありますが、住宅型有料老人ホームなどで働きたい場合、介護内容は訪問介護となるので、必ず介護職員初任者研修を修めていなければなりません。
しかし、あると良い資格の中では比較的取るのが容易で、通学と通信教育などで取得することができます。
資格がなくても入社できる会社に入った後、勤務を続けながら資格を取得するという人もいるのです。
■老人ホーム施設はほぼ24時間営業
老人ホームは、基本的に24時間営業で働くことになります。
コンビニなどのように深夜も開いているというよりは、病院などのように入居者の方々がいつ介助を必要としても対応できるようにしているような形です。
シフト制で勤務が組まれていることが多く、昼夜交代の日勤・夜勤と、その間を埋めるように少しずつ勤務時間をずらした早番・遅番を組み合わせ、施設の中に必ず職員がいるようになっています。
老人ホーム入居者にとって居心地の良い施設になるためにも、できるかぎり対応できる職員は多い方が良いでしょう。
入居者と職員の割合が3:1になるのが最低限の人数ですから、それにも注目しておけば、今施設にはどのくらいの人がいるのか把握できます。
■老人ホームによっては看護師として働くことも可能
老人ホームの中には、看護師が常に待機している施設もあります。
そこで働く場合は、看護師として働くこともできるのです。
看護師として働く場合はもちろん看護師になるための資格などが必要ですが、病院勤めでは得られない経験が多数あり、勉強になるという場合もあります。
老人ホームで働く道筋は様々なものがありますので、自分のキャリアプランに合わせた働き方ができるように、色々な施設や求人を探しておくようにしましょう。