老人ホームへ見学に行くと、担当者と直接話すことができます。
その時に、不安な点や疑問に思っている点を解消するためには、質問すべきことを準備しておく必要があります。
今回は、老人ホームのスタッフに質問すべき事はどんなものがあるのか見ていきましょう。
■入居要件について
老人ホームは様々な施設の形態があるので、老人ホームによって入居要件が異なります。
介護度や持病の有無などによっては入居はできない可能性もあり、入居はできても持病が悪化した時に対応できない可能性もあります。
どこまで受け入れできるかは老人ホームによって異なるため、介護度や認知症の有無、持病、医療対応が必要かどうか、食事は介護食や療養食の対応をしてくれるかどうかなどを伝え、どこまでなら対応可能か質問してみましょう。
■退去要件について
老人ホームに入居できた場合でも、肺炎などの病気で入院することになり、退去しなければいけなくなってしまうというケースもあります。
老人ホームには、入居要件だけではなく退去要件というものも定められているので、病状などによっては終身利用ができない可能性があるということです。
入居時に終身利用契約をしていたとしても、体調を崩してしまったり、介護度が変化したりすることで退去を余儀なくされることもあるため、入居前に退去要件についても確認しておくようにしましょう。
■月額の利用料以外で必要になる費用
月額の利用料や入居費用などお金に関するトラブルは比較的起こりやすいです。
パンフレットに月額利用料が記載されていますが、その中には医療費やおむつ代、レクリエーションの参加費などが含まれていないケースが多く、月額利用料以上にお金がかかってしまいます。
それは、介護保険サービス費や介護サービスの内容によっても異なりますが、部屋毎の水光熱費やオムツ代などの日用品費、レクリエーションの参加費、その他追加で必要になる費用などについて確認しておくとトラブルに発展する可能性が低くなります。
■保証人の責務について
老人ホームに入居する際に、連帯保証人を決める必要があります。
連帯保証人は、利用料金が未納のままになっている場合、病気やけがなどの緊急連絡先として必要になります。
老人ホームによって保証人として認められる範囲や責務などは変わってきますが、保証人の責務などは知っておかなければいけません。
そのため、入居前に必ず確認しておきましょう。
老人ホーム入居を検討している段階で、老人ホームの見学はもちろん大切です。
しかしそれだけではなく、入居に関する様々な不安な点や疑問に思っている点をは入居前にしっかり解消しておかなければいけません。
そのためには、見学時にしっかりと質問できる準備を整えておくことも重要なポイントになってくるでしょう。