老人ホームの見学会はどのような点に注目してみていくのがいいのでしょうか。
見学会に行ったらぜひ見ておきたい、老人ホームのチェックポイントを解説します。
■職員の表情や接し方の風景
老人ホームに入った後は必ず関わることになるので、職員の様子や表情、入居者との接し方についてはしっかり見ておいた方が良いでしょう。
見学の際に説明をしてくれる職員だけでなく、共有スペースなどでの職員がどのように接しているかを見ておくと、実際に入居した後職員がどのように接してくれるかを考えやすくなります。
職員が笑顔で接しているか、疲れきっているような様子はないか、余裕をもった接し方ができているか、また入居者と接していないときの職員の態度などからも雰囲気を察することができるでしょう。
老人ホームの責任者やホーム長から話を聞いておくことも大切です。
■老人ホーム施設の状態
見学会に行く際は、ついでに周辺環境や交通の便が良いかどうかも見ておきましょう。
家族の自宅へ行きやすいか、駅やスーパーまでの道のりや使用する公共交通機関の利便性が良いかどうか、また散歩などをしても危険ではないかなどを見ておきます。
そして施設外観が古くなりすぎていないか、劣化していないかなども確認しましょう。
老人ホーム施設内では、共有スペースと個室は必ず見ておきます。
清掃が行き届いているか、手すりやトイレ、家具の配置やもしもあるなら個室トイレとお風呂も確認すると良いです。
特に、清掃状況はその施設の状態を一番表しています。
清掃が行き届かず、大きなごみやホコリが放置され続けている状況では、職員に余裕がなく、入居者同士もそういったものを拾えるような状態ではないと考えることができるのです。
共有スペースは特に居心地を確認し、他の入居者同士がピリピリしていないかなどを確認しましょう。
介護付き有料老人ホームなら、リハビリ施設や医療設備なども確認しておくべきです。
■契約する内容も細かく確認
パンフレットなどをもらったり、見学会が終わってすぐ後に契約の話になったとしても、一旦は持ち帰るようにしましょう。
見学会の直後は良いところばかりが印象に残っていることが多く、即決してしまいがちです。
冷静になって考えるためにも、見学会に行ったら結論は帰宅してから考える方が、より良い結論を出せます。
無理やり契約を迫ってくるところには何かしら裏があると思っても良いでしょう。
老人ホームを見学することは、入居する老人ホームを決める際に非常に重要なことです。
複数の施設を見学し、一番良かったと思える場所に入居できるように考えましょう。