高齢者に非常に多いのが 「圧迫骨折」 です。
転倒だけでなく、
咳・くしゃみ・立ち上がりといった何気ない動作で起こることもあり、
ご家族でも気づきにくいケガのひとつです。
■ 圧迫骨折とは?
背骨の骨(椎体)がつぶれるように変形する骨折を指します。
高齢者は骨粗しょう症により骨がもろくなっているため、
わずかな衝撃でも骨折が起こります。
圧迫骨折の代表的なサイン
・背中や腰の痛み
・背中が丸くなる(円背)
・動作がゆっくりになる
・歩行が不安定になる
・複数回の骨折で姿勢が大きく崩れる
■ 転倒していなくても起こる理由
高齢者の骨はスカスカの状態になり、次のような日常動作でも骨折します。
・咳やくしゃみ
・洗濯物を干す
・椅子に座る
・ベッドから起き上がる
本人が「転んでいない」と言っても、圧迫骨折の可能性は十分あります。
■ ご家族が気づくべきサイン
高齢者は痛みを訴えにくく、次の変化から気づかれることが多いです。
・急に動作がゆっくりになる
・腰が曲がり始める
・立ち上がり時に「うっ」と顔がゆがむ
・活動量が減り食欲が低下
・歩行がふらつき転倒リスクが上がる
■ 病院での一般的な治療
・安静
・コルセット(硬性/軟性)
・痛み止め
・骨粗しょう症のお薬
症状が重い場合は BKP(椎体形成術) が行われることがあります。
治療期間の目安は 約2〜3か月 です。
■ 圧迫骨折が生活に及ぼす影響
圧迫骨折をきっかけに、
在宅生活が急に難しくなるケースはとても多いです。
・立つ・歩くの動作が困難
・トイレや入浴の介助が必要になる
・移乗(ベッド⇄車椅子)ができない
・夜間の転倒リスクが急増
・痛みで動かず認知症が進むことも
ご家族の介護負担も急に増えるため、
圧迫骨折は“施設入居のきっかけ”としてよく見られます。
■ 圧迫骨折後の生活に不安があるご家族へ
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岡山市・倉敷市を中心に、
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圧迫骨折は、早めに準備をすることで
「安心できる生活」を大きく守ることができます。
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