入居拒否がある方の対応をさせて頂きました|入居報告

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こんにちは。

ハピネスプラスの坂峯です。

この度岡山市中区にあるグループホームへのご入居がありました。今回の方は介護施設入居に対しての拒否がありご家族様が説得しても理解が出来ない状態が続いておりました。

1人暮らしで自宅のすぐ前は狭いが車がスピードを出して通り過ぎる抜け道になっており、非常に危険な環境でしたので、ご担当されているケアマネジャー様からも出来るだけ早く施設入居をした方が良いと言われていました。

今回は介護施設に行く事を拒否しているケースでハピネスプラスがどのような対応を行ったかに関して、同様の問題に直面している方の参考にさればと思いご報告させて頂きます。

しかし気づけば2024年半分近く経過しており、弊社のブログ投稿もも久しぶりとなってしまいました。2024年が始まってから現在までの間も数多くのご入居がありましたので画像だけでもご紹介していきます。

ご入居の対応をさせて頂きました方々のご紹介(一部)

詳細は省きますがどの方にもエピソードがあり良い思い出です。いつまでも安全で安心できる環境の中、健やかにお過ごし頂ければと思います。また入居後のアフターフォローに関しても随時行っております。

例えば何かしらの事情で住み替えが必要になった際や、施設に対する疑問や不信などがあった際にご連絡を頂けましたら解決に向けて一緒に対応をさせて頂きます。また私たちが別件で該当施設に見学に行った際にもお顔を確認してお元気にされているかの確認もしております。

是非ご相談下さい。

介護施設に行く事に拒否があるケースの対応について

ではいよいよ本題であります「介護施設に行く事に拒否があるケース」について今回の対応内容をご報告してきます。

まず言っておきたい事としまして、介護施設に入る方の9割が少なからず拒否をされます。

自分で納得して入居される方は稀で、誰しも長年過ごしてきたご自宅が一番良いと思うようです。

ですのでご本人様が拒否をするからと言って介護施設に入居する事ができないのかと言われれば、決してそのような事はないと断言できます。

ただし拒否を行動で示す方の場合、暴力行為や暴言を起こす時があり、そうなってしまうと他の入居者様や従業員の安全が担保できなくなりますので入居は断られてしまいます。

今回対応させて頂きましたケースは「本人が納得しない」というケースでしたので、いかに納得して頂くかを重視して活動しました。

対応その1:ご本人様の気持ちを尊重する

今回はご自宅で過ごされている方でしたので、入院中の方と比べて時間的猶予がありました。

よって「急がば回れ」の精神でまずはご本人様と仲良くなる事を意識してお話相手になると言う対応をしました。

具体的には、はじめはケアマネジャー様の訪問に同席し、老人ホームなどのキーワードは出さずご本人様の話を聞く事に徹します。

認知症の症状にもよりますが、初めて会った日の事を覚えていないケースが多いのです。しかし次に訪問をした際になんとなく覚えていて、楽しかった印象が残っていれば大丈夫です。

今回はこの活動を1週間おきくらいに3回ほど実施しました。

対応のそ2:該当の介護施設にボランティアに行く

ご家族様にはボランティアにいく該当の介護施設の場所、料金、日々の対応、日常の流れ、緊急時の対応などをご説明し、入居する事が可能かの判断をして頂きます。

介護施設側にもご本人様のお身体の状態、ご病気に関して、認知症状に関してなどをご説明し入居が可能かの判断をして頂きました。

事前準備として入居可能な介護施設の目途をたてておきます。

そしてその介護施設に入居するのではなく、その介護施設に入居されている方の話し相手になる為に訪問する=ボランティアに行くと言う事で実質的には見学とご本人様と施設との面談を行う事にしました。

1週間に1回ほどのペースで、滞在時間は1時間ほど。レクリエーションを実施する時間帯に訪問して一緒に遊びながら慣れてけるように施設の方にもご協力をお願いしました。

この時間も覚えていない事が多いですが、なんとなく楽しい時間を過ごしたという印象だけ残っていれば大丈夫です。今回はボランティア訪問を2回実施しました。

対応その3:ご家族も参加しての最終見学の実施

ボランティア訪問を2回実施した段階で、特に問題も見受けられない状態でした。

自宅を出発する際は少し困惑したようなご様子もありますが、いざ介護施設に到着するとスイッチが入ったように色々な方とお話をして、一緒にレクリエーションに取り組んでいる姿が見えました。

よって3回目の実施の際に意思決定をなさるご家族様にもご同席頂き入居をするか否かの判断をして頂く機会を設けました。

また入居日や荷物の搬入の方法、当日の本人の自宅からの連れ出し方などに関しても入念に打ち合わせを行う必要があります。

今回は息子さんがご自宅に前日から泊まったり、ご本人様がデイサービスに行っている間に娘さんが荷物の準備と運び出しを行う事となりました。

当日はハピネスプラスがご本人様と息子さんをボランティア訪問と同じように車で送迎し、該当の介護施設にお連れしました。

最後に感想

以上の様にご依頼頂いてからご入居に至るまで2か月少々の期間がかかってしまいましたが、無事ご入居までお世話をさせて頂く事が出来ました。

今回のケースは該当者様が認知症を患っており、その影響が良くも悪くもありました。

認知症の症状は様々ですので今回のようなケースが全てうまくいくとは限りません。また認知症がない方の場合ではまた違った対策が必要になってくるかも知れません。

しかし共通するのはその方の事を想い、考え、一緒に乗り越えていくと言う気持ちなのだと思います。

「助けてもらう」より「助けてあげたい」と思う方々も多いですし、ただ単に「話を聞いて欲しい」と思っている方々も多いです。

ご入院などにより時間が無いと言う場合は除いて、時間をかけて少しずつ乗り越えていきましょう。

もちろん、ハピネスプラスにご相談頂けましたら私たちも一緒に対応させて頂きます。

是非よろしくお願いします。

介護施設をお探しになる際は是非下記のリンクをご確認下さい。

スタッフプロフィール

この記事を書いたのは岡山市から東方面(玉野、赤磐、備前、瀬戸内)を中心に活動をしております坂峯です。

名前:坂峯 俊彦(さかみね としひこ)
年齢:44歳
趣味:釣り(シーバス・メバルがメイン)、カフェ(ブラックコーヒーがすき)
範囲:岡山市より東エリア(岡山市全域、備前市、瀬戸内市、和気、玉野市)※倉敷方面も行きます。
連絡:090-7121-1165 又は t-sakamine@okayama-roujinhome.jp
備考:相談員の紹介ページはこちらからご確認頂けます。