老人ホームに入居しても、長年可愛がってきたペットと今まで通り一緒に暮らしたいという方も多いでしょう。
実際にペットと一緒に生活可能な老人ホームは、まだ少数ですが存在します。
場所によっては、ドッグランやペットが使用できるシャワーの設備などがある老人ホームも存在します。
今回は、ペットと一緒に生活できる老人ホームを探す際に、気を付けたいポイントをご説明しましょう。
■ペット入居時可能な老人ホームを確認する際に注意する点
入居条件に「ペット可能」と書いてあるだけで老人ホームを決めずに、この先も不自由なくペットと暮らせるかどうかという点をあらかじめ確認しておきましょう。
・ペットが行動可能できる場所が老人ホーム内にあるか
実際にペットの行動できる範囲は自分の居室だけか、他の人と一緒に使う共用スペースや庭に出しても良いのか、敷地内で散歩は行えるのかなどを確認しておきましょう。
・ペット用の設備が用意されているか
ペットが運動できるドッグラン、キャットタワー、外から帰ってきた際に足を洗う場所などがしっかりと整っているのかチェックすることも大切です。
・自分以外にもペットの世話をしてくれる人がいるか
体調を壊してペットの世話ができない時に、老人ホームのスタッフが世話を代行してくれるのかも確認する必要があります。
■ペットより先に入居者が亡くなった場合はどうなるの?
ペットより先に飼い主であ入居者が亡くなった際には、家族や親せきなどが残されたペットを引き取るケースが多いです。
しかし、老人ホームの中には、入居者が亡くなった後もペットを引き取って世話をしてくれるところもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
■ペット入居可能な老人ホームがなかなか見つからない理由
高齢者はペットを飼っている人が多く、年齢が高くなるにつれ増加していく傾向にあります。
しかし、いざペット同伴で入居ができる老人ホームを探そうとなると、その条件を満たす老人ホームそのものが少なく、応募も殺到するのでなかなか入居できないというのが実情です。
年々、ペットと一緒に入居できる老人ホームはわずかながらも増加しています。
特別養護老人ホームでは、ペット可能なところは少なく地域も限られますが、サービス付き高齢者住宅では行政の建設補助も受けられるため、新しく建設されていることが多いです。
その際に、需要の高い「ペットと一緒に入居できる住宅」が今後増えていく可能性が高いでしょう。
現在ではペットと入居可能な老人ホームの数は少ないですが探してみる価値はあるので、それらしい老人ホームを見つけたら資料を請求や問い合わせをしてぜひ検討してみてください。