老人ホームをたくさん見学しておけば、その分より良い施設、自分に合った施設を見極めることができます。
1~2ヶ所の施設を見学してもその2つの比較か、1つの施設の良し悪ししかわからず、やはり選択肢から選ぶ時にはより多くの情報があった方が選びやすくなるのです。
老人ホームの見学をたくさんすることは悪いことではありません。
■老人ホーム見学は行けば行くほど充実する
老人ホームに入居するのは、ほとんどの人が初めての経験になることでしょう。
初めてのことで失敗リスクを減らすには、やはり情報収集が大切になってきます。
情報収集は主にパンフレットや資料請求などで行うものですが、資料を見て気になった施設には積極的に見学に行くと良いでしょう。
資料で見て、実際に見学しにいくことで、資料でイメージしていたことへのギャップが埋まり、より今後の生活をイメージしやすく、そして選択肢としてピックアップしていくことができるのです。
■老人ホームスタッフ側も基本的に見学を推奨している
老人ホームで働くスタッフとしても、今後長く付き合っていく可能性のある人を見学会なしに入居契約を勧めることはありません。
仮に入居希望者が資料などから多くのことを知っていたとしても、施設側は入居希望者のことをあまり良く知らないのです。
お互いに知り合う機会としても、見学会は非常に有意義な時間になります。
見学を通じて実際の生活を見てもらい、支援がほしい部分があっているかどうか、施設に馴染んで楽しく生活できるかどうか、しっかりとお互いに見ていく必要があるのです。
老人ホーム側としても、一度契約をしてから解約するのはデメリットしかないので、悪意がある施設でない限り合っていない人に契約を迫ることはありません。
■老人ホームへの体験入居もおすすめ
老人ホームによっては、見学だけでなく体験入居ができる施設もあります。
体験入居では施設の食事を食べたり、実際の介護を受けてみたりと、入居してからの生活を1日かけて体験できるようなイベントでもあり、より施設を深く知るチャンスでもあるのです。
もしも体験入居ができる施設なら、ぜひ一度は体感してみてほしいと思います。
特に、食事は毎日するものでもあるので入居してから不満に思う人も少なくありません。
食事に力を入れているかどうかにもよりますが、食事はあまり美味しくなくても良いと思っていると、いずれストレスになってしまうかもしれないのです。
こういったイメージのズレをなくすためにも、見学会や体験入居はしておくようにしましょう。