日本は代表的な長寿の国です。
平均寿命が80歳を超える今、自分の老後をイメージして準備を始めませんか?
老人ホームは、生涯の我が家となります。
後悔のない老後を過ごせるように、老人ホーム・介護施設の選び方・探し方をご紹介します。
■老人ホーム選びのポイント
老人ホームを決める基準は人それぞれ違いますが、順序をつけて後悔のない選び方をしましょう。
・現在の生活を整理してどのような生活を送りたいか考え、条件を考える
老人ホームの条件は多様面から決める必要があります。
介護付き有料老人ホームは多額の初期費用や月額費用がかかる場合があるので、予算の計画をしっかり立てることが大切です。
生活保護の方は生活保護費用内での入居可能な場合もあるので自治体に確認しましょう。
場所の選定は本人の生活と家族が来やすいかという点が重要です。
本人が健康で自由に行動できる状態である場合は周辺の環境を、何もできない状態であれば家族側が来やすいかどうかを重視する必要があります。
高齢になると病気の心配も付きものです。
万が一というケースもあるので事前に確認する必要があります。
今は病院と連携している、または看護師が常駐する老人ホームも増えてきています。
■老人ホームを探す
老人ホームを探す時は、まず施設のデータを集めます。
様々な方法がありますが、まず気になる老人ホームの資料から集めましょう。
・インターネットや資料請求をする
役所や地域包括支援センターは個々に案内されることはありませんが、近隣の老人ホーム一覧などが用意されています。
・老人ホームの優先順位を明確にする
データの収集を終えたら、それぞれを比べ見学する老人ホームを決めます。
その際、条件の優先順位を明確にしましょう。
見学は2~4ヶ所にするなど、他の施設との違いを見比べられるようにすると良いでしょう。
それぞれの印象などもしっかり書きとめておくと、後で比較する際に役立ちます。
・入居体験を行う
見学し入居希望のホームを決めたら、本契約の前に必ず入居体験を行いましょう。見学で見逃した点なども確認することができるので最終確認をしっかり行いましょう。
老人ホーム選びは、人生の終の住まいを選ぶことと同じ意味を持ちます。
選定には慎重な下調べと比較が必要です。
また、老人ホームは食事や環境の安全が保障されている一方で、サービスが良いということはその分費用も掛かってきてしまいます。
本当の意味で安心した老後を過ごすということはしっかりと余裕を持った予算を決めておくことも重要なことです。
後悔のない老後を過ごすためにも、しっかりとした老人ホームの選定条件と自身の予算計画を立てると良いでしょう。