老人ホームに身内の方が入居された場合、家族が面会に訪れるかと思いますが、面会する際にはどんなことに注意しておけば良いのでしょうか?
今回は老人ホームへ家族が面会に行く際の気を付けておくべきポイントについてご紹介していきます。
■面会する際は連絡をしておくと良い
まず、老人ホームへ面会に訪れる前に、老人ホーム側に面会に行きたいと連絡を入れておくと良いでしょう。
これは、必ず連絡を入れる必要はなく、例えば家族が何度も訪れている状態であれば施設の方も顔を覚えてもらっている可能性が高いので、わざわざ連絡を入れなくても施設内に入れてもらえます。
しかし、まだ入居したばかりである場合は念のため連絡を入れておくと良いでしょう。
■風邪などを引いている時は面会を控える
老人ホームに入居されている方のほとんどは65歳以上の高齢者です。
高齢者は若い人と比べると免疫力も落ちてしまっているので、老人ホーム内は常に感染症が流行してしまうリスクがあります。
そのため、風邪などを引いた状態で面会に訪れてしまうとその風邪が入居者にうつってしまう可能性もあるので極力面会は控えるようにしましょう。
もし、面会するときは老人ホームに設置してある消毒液を使って手指消毒をしっかりと行うべきです。
■持ち込みに関する注意点
せっかく身内の方に会いに行くならお土産を持っていきたいと考える方もいらっしゃるかと思います。
基本的に面会時は持ち込みすることも可能です。
しかし、持ち込むものによっては気を付けた方が良いものもあります。
例えば食べ物です。
身内の方が好きだったお菓子や食べ物を持っていこうと思っても、その方が糖尿病などで食事制限を受けている場合もあります。
それなのにお菓子などを持っていってしまっては栄養管理ができなくなってしまうので、あらかじめ持ち込んで良いものかどうか老人ホームのスタッフに相談してみると良いでしょう。
また、薬の関係上摂取できないものなどもあります。
糖尿病でないからと言っても油断はできません。
他にも食べ物の場合腐ってしまう恐れがあります。
例えば果物などはその場で食べ切れる量を持っていく分には問題ないかと思われますが、たくさん持ち込んでも残ってしまい、結局ゴミになってしまう可能性が高いです。
食べ物を持ち込む際には、栄養・食事管理上問題ないか、多く持ち込んでゴミにならないかを注意しつつ、何をどれくらい持ち込むか検討してみましょう。
老人ホームの面会は、比較的難しいルールなどはないものの気を付けておくべきポイントがいくつか存在します。
身内の方はもちろん、他の入居者やスタッフの方に迷惑がかからないよう、面会で不安なことがあればまずは施設のスタッフに相談してみましょう。