認知症がある人の施設選びで失敗しないために~入居前に必ず確認したい4つのポイント~

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なぜ「認知症がある人の施設選び」は特に注意が必要なのか

「施設に入れば安心だと思っていたのに、入居してからトラブルが続いてしまった」

認知症のある方の施設選びでは、こうした声を少なからず耳にします。
これは施設が悪いというよりも、その方の認知症の状態と施設の環境が合っていなかったというケースが非常に多いのです。

認知症の症状は人それぞれ異なり、
・徘徊
・被害妄想
・物を取られたと思い込む
・昼夜逆転
・不安感の強さ
など、行動や心理の現れ方に大きな差があります。

そのため「空いているから」「家から近いから」だけで決めてしまうと、入居後に大きなトラブルにつながることがあります。

この記事では「認知症のある方の施設選びで特に気を付けたいポイントを実際に起こりやすいトラブル例とともに解説していきます。

【1】なぜ気を付けるべきなのか

認知症のある方が施設に入居したあと、次のようなトラブルが起こることがあります。

  • 夜間や早朝に施設から外へ出てしまう

  • 他の入居者の部屋に入ってしまう

  • 「物を盗られた」と訴え、他の入居者と揉める

  • 環境の変化に適応できず、不穏が強くなる

  • 職員の目が届かず、転倒や事故につながる

これらはすべて、認知症の症状 × 施設環境のミスマッチによって起こりやすくなります。

だからこそ認知症がある方の施設選びでは、「どんな建物か」「どんな人が入居しているか」「どんな見守り体制か」を事前にしっかり確認することがとても重要です。

【2】建物のつくりはとても重要です

■ 窓の大きさ・高さ・開き方

認知症のある方の中には「家に帰らなければ」「外に出なければ」と思い込み、窓から出ようとする方もいます。

特に注意したいのが、

  • 低い位置に大きな窓がある

  • 制限なく全開できる窓

こうした環境では、転落や脱走といった事故につながる可能性があります。

対策として確認したいポイント

  • 窓に後付けタイプのロックが付けられるか

  • 数センチしか開かない構造になっているか

  • そもそも高い位置に窓が設置されている

見学時には、「この窓はどこまで開きますか?」と具体的に聞いてみることが大切です。

■ 玄関のオートロック・出入口の管理

認知症のある方が、来客や宅配業者の出入りをきっかけにそのまま外へ出てしまうこともあります。

そのため、

  • 玄関が常にフリーで出入りできる

  • 出入口付近に職員がいない

こうした施設では、離設(勝手に外へ出ること)のリスクが高まります。

対策として確認したいポイント

  • 玄関にオートロックがあるか

  • 出入口付近に職員の詰所があり、常に人の目があるか

  • 外部の人が来た時の対応ルールが決まっているか

■ その他に確認したい物理的環境の例

  • エレベーターが自由に使えるか

  • 階段が目立つ位置にあるか

  • フロア構造が複雑すぎないか

「迷いやすい構造」は、不安や徘徊を強める原因になります。

【3】他の入居者にも認知症があるかどうか

意外と見落とされがちですが、**「どんな入居者が多い施設か」**は非常に重要です。

認知症が進行している方が、自立度の高い方や認知症のない方が多い施設に入居すると、
次のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • 物を取った・取られたというトラブル

  • 被害妄想による言い争い

  • 行動へのクレーム

  • 本人が居づらくなり、不穏が悪化

対策として考えたいポイント

  • 同じように認知症のある方が多く入居している施設を選ぶ

  • 認知症ケアに慣れている職員が多い環境

  • 共有スペースに職員が常駐し、見守りがあるか

グループホームや認知症対応に力を入れている施設はこうしたトラブルが起こりにくい傾向があります。

【4】職員の配置人数と日中の過ごし方

■ 職員配置が少ない施設のリスク

施設によっては、

  • 日中も職員が少ない

  • 夜間は1人だけ
    といったケースがあります。

認知症のある方にとって、見守りが少ない環境=事故やトラブルのリスクが高い環境です。

対策として考えたい施設

  • 職員配置が多い介護付き有料老人ホーム

  • 少人数で手厚く見られるグループホーム

見学時には、
「日中は何人の職員がいますか?」
「夜間は何人体制ですか?」
と具体的に聞くことが大切です。

■ 日中の過ごし方も重要なポイント

日中、

  • 共有スペースに人がいない

  • 居室で一人で過ごす時間が長い

こうした環境では、
不安感や認知症症状が強くなることがあります。

対策として確認したいポイント

  • レクリエーションや体操などの余暇活動があるか

  • デイサービスに行ける仕組みがあるか

  • 日中、自然に人が集まる環境があるか

「日中をどう過ごすか」は、認知症の安定に大きく影響します。

【まとめ】

認知症のある方の施設選びは「相性」と「環境」が鍵

認知症のある方の施設選びでは料金や立地以上に、

  • 建物のつくり

  • 他の入居者の状況

  • 職員の配置と見守り

  • 日中の過ごし方

といった点を重視することが大切です。

認知症の症状と施設環境が合えば本人も落ち着いて生活でき、ご家族の不安や負担も大きく軽減されます。

ハピネスプラスでは面談時のヒアリングから見学同行までしっかりサポートさせていただきます。

「どの施設が合うのか分からない」「見学で何を見ればいいか分からない」
そんな時は一人で悩まず、ぜひ専門家に相談しながら進めてください。

  • 投稿者
  • 岡崎 柚美
  • 相談員

ご入居をお考えの方に笑顔で寄り添い「相談して良かった」と言って頂けるよう全力でサポートします。
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