老人ホームでは1日のスケジュールが決まっていて、その流れに沿って活動します。
集団生活となるので、規則正しい生活で気持ち良く過ごすためにも、就寝時間や起床時間が決められています。
就寝時間や起床時間を決める理由や、規則についてご紹介していきましょう。
■老人ホームの就寝時間、起床時間は何時?
老人ホームでは、1日のスケジュールが決まっています。
【1日の流れ】
6:00 起床
7:00 朝食
9:00 バイタルチェック
10:00 レクリエーション
(入浴する場合もあります)
12:00 昼食
14:00 グループ活動 レクリエーション
15:00 おやつ
18:00 夕食
21:00 就寝準備
それぞれの老人ホームで細かい内容や若干の違いが見られますが、おおよそこのような時間で生活を送ることが多くなっています。
就寝時間は21時前後が多く、それまでの間は自由時間となるので、食後にそれぞれがゆっくりと過ごせるようになっています。
■就寝時間や起床時間を決める理由は?
老人ホームにおいて、就寝時間や起床時間を決める理由は何でしょうか?
それは、多くの高齢者が快適な生活を送るためのルールであったり、規則正しい生活を心掛けることで健康に繋がったりするため、このような規則を設けているところがほとんどとなります。
就寝時間や起床時間が決まっていることで、一定の睡眠時間が確保され、それによって日中の活動を楽しむこともできるからです。
睡眠は健康維持のために必要な時間となります。
体と心を健康に保つために、人間に睡眠は欠かせません。
もし、老人ホームで就寝時間が決まっていないと、その施設に入所する高齢者の起床時間も一人ひとり変わってきます。
そうなると、食事の時間やレクリエーションの時間も同じ時間に行うことが困難になってしまいます。
また、決まった就寝時間でないと他の人の眠りを妨げてしまう可能性もあり、迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
これらの理由から、老人ホームでは就寝時間や起床時間が決められています。
■守れなかったらどうなる?
もし、就寝時間になっても眠ることができず、起床時間になっても起きることができなかった場合、どうなるのでしょうか?
就寝時間に眠ることができなくても消灯していれば特に問題もなく、また起床時間になっても起きられなくても無理に起こされることはありません。
しかし、どんどん就寝時間がずれてきてしまったり、起床時間を大幅に過ぎないと起きられなくなってしまった場合、睡眠サイクルが変わった可能性があるので、心配な場合は老人ホームのかかりつけ医に相談してみましょう。
このように、老人ホームでは就寝時間や起床時間が決まっています。
最初は守れなくても、徐々に生活に慣れてきて自然と身に付くこともあります。
何よりも老人ホームで楽しく生活を送れるようにすることが大切でしょう。