高齢になってくると、身体機能が衰えて通常の生活がし辛くなっていくことが多いです。
老人ホームの待機人数などの話を聞くと、老人ホームに入居するのは難しいのかと考える人もいるでしょう。
老人ホームへの入居の仕方などを紹介します。
■入居先として選べる老人ホームの種類
老人ホームと一口に言っても、実際は様々な種類の施設があります。
例えば、最も人気で入居のための費用が非常に安い特別養護老人ホームは、都市部などでは入居待ちが発生することも多い施設です。
最もメジャーかつ数も多いのが、民間運営の有料老人ホームでしょう。
サービス内容にも個性があり、それぞれ様々な部分に力を入れているので、好みや必要なサービスによって施設を選ぶことができます。
基本的に月額や入居一時金が多いほど、サービスが充実するので、支払う金額とサービスの内容や量が自分と釣り合うように選ぶ必要があるでしょう。
■老人ホームに入居できる年齢や条件は?
ほとんどの施設では、入居するのに65歳以上という年齢制限を設けています。
65歳から介護保険の適用が始まるので、この年齢に設定しているという施設が多いようです。
60歳未満でも介護が必要な病気にかかっているなどの状況であれば、介護支援サービスのある施設に入ることができるケースもあります。
また特別養護老人ホームなど、要介護度が条件として設定されている施設もあるのです。
介護度は、サポートを受けなくても一人で生活できる自立を除き、要支援1~2、要介護1~5の7段階で表現されます。
■入居に必要な費用は?
老人ホーム施設に入居するには、初期費用として入居一時金、生活費などを含めた月額費が必要になります。
入居一時金は、主に老人ホームを利用する権利や入居家賃の前払いなどが含まれた金額であり、平均で400万円、高額なところでは1000万円~数億円かかるような場所まであるのです。
月額費は平均で20万円程度のところが多いですが、こちらも高額な施設があります。
一般的に高額な施設であるほど充実したサービスを受けることができるのですが、やはりある程度自分の収入などに見合う金額の場所に入らなければ、お金がなくなってしまい余裕のない生活を送ることになってしまうのです。
高齢化が問題視されている昨今ですが、老人ホームの数は増加傾向にあります。
しっかりと施設を複数見て吟味し、より自分にあった老人ホームを探せるように、資料の取り寄せや見学などを駆使して吟味しましょう。