老人ホームを選ぶ理由は一人ひとり基準も異なるかと思いますが、選ぶ際にはどのようなポイントを理解する必要があるのでしょうか?
入居する本人はもちろん、その家族にとっても大切にしておきたいことや優先順位があることでしょう。
今回はそんな老人ホームの選び方についてご紹介します。
■施設を決める前に
実際に老人ホームに入居するにあたって、基準にする傾向があるポイントとはどんなことでしょうか?
まず、大きなポイントとなるのは立地と老人ホームの種類です。
・立地
利用者は、介護を中心とした生活であったり、自立した生活を送ることのできる施設など、希望は様々です。
その希望によっても、候補に挙げている施設がどの地域にあるのかがポイントとなるでしょう。
介護を中心とする場合、家族が通いやすい立地にあるかどうかも見極める必要があります。
また、遠距離に施設がある場合は利用者本人も環境の変化に戸惑ってしまう可能性もあります。
・老人ホームの種類
老人ホームと言っても、特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム、介護老人保健施設、軽費老人ホームなど種類も幅広いです。
どのような特徴を持つ老人ホームが合っているのかをしっかりと事前に把握しておくことが大切です。
■入居条件やスタッフの質も重要
老人ホームには、それぞれ年齢や健康状態、要介護度などの入居条件が設けられています。
医療が必要なのか、長期的な介護が必要なのかなど一人ひとりの状態によっては、利用できない場合もあるでしょう。
例えば、入居後に要介護度が上がってしまった場合、退去せざるを得なくなってしまう可能性もあります。
ほとんどの介護施設では、要介護5の方でも入居できます。
しかし、入居条件の詳細はしっかりとチェックしておくようにしましょう。
また、手厚いケアを受けたいという場合には、スタッフの数やスタッフの質にも注目しましょう。
というのも、手厚いケアが受けられるかどうかは、スタッフの数によって大きく変わってくるからです。
それと同時にスタッフの質が良ければ、住み心地も良くなります。
希望するサービスが揃っていても、介護サービスの質に満足できないと感じてしまう施設も少なくありません。
スタッフの質向上のための研修制度やスタッフ育成の十分な体制が整っているかも確認しておきましょう。
今回紹介した以外にも、老人ホームを選ぶポイントは様々なものがあります。
入居者やその家族の優先順位や希望を事前に理解し、それに沿った施設を選ぶようにしましょう。