「施設に行きたくない」と言われたら? 老人ホーム入居を拒否する高齢者への対応方法と説得のポイント

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ハピネスプラスの岡崎です。

老人ホームの入居を検討する中で、ご家族から最も多く聞く言葉のひとつが

「本人が施設には絶対行かないと言っている」

というものです。

  • 何度説明しても納得してくれない

  • 話を出しただけで怒ってしまう

  • 施設の話題になると話をそらされる

このような施設拒否(入居拒否)は、決して珍しいことではありません。

しかし転倒や認知症の進行などにより、在宅生活の継続が難しくなっているケースでは、施設入居を避けて通れない場面もあります。

この記事では施設拒否がある方への対応方法について、心理面を踏まえながら解説します。

なぜ施設を拒否してしまうのか?

施設を拒否する背景には単なる「わがまま」ではなく、いくつかの心理的な理由があります。

■ 自宅=安心できる場所だから

長年住み慣れた自宅は本人にとって最も安心できる場所です。

施設へ入居することは、「知らない場所に行く」「自分の居場所を失う」という不安につながります。

■ 施設=自由がなくなるというイメージ

施設に対して、

  • 外出できない

  • 生活を管理される

  • 他人と一緒に生活する

といったネガティブな印象を持っている方も多く「閉じ込められるのでは」と感じてしまうこともあります。

■ 「捨てられる」と感じてしまう

特に認知症の方の場合、

  • 家族に見放された

  • 自宅に帰れなくなる

という被害的な捉え方をしてしまい強く拒否することがあります。

説得でやってはいけないNG対応

■ 正論で説得する

「危ないから」
「家ではもう無理だから」
「介護が限界だから」

といった正論は本人にとっては否定された感覚になります。

■ 嘘をついて連れていく

「少し見に行くだけ」
「一泊だけ」

といった形で連れていくと後に信頼関係が崩れてしまう可能性があります。

有効な説得方法①|「施設」という言葉を使わない

「施設に入る」という言葉は拒否反応を生みやすいです。

代わりに、

  • 新しい住まい

  • 生活しやすい場所

  • 安心して過ごせるところ

など、生活環境の改善として伝えることが重要です。

有効な説得方法②|目的を変える

入居を目的にするのではなく、

  • リハビリができる

  • 食事の準備が楽になる

  • 看護師がいて安心

といった生活の質の向上を目的にすると受け入れやすくなります。

有効な説得方法③|見学をゴールにする

最初から入居の話をすると、心理的なハードルが高くなります。

まずは

「どんなところか見てみよう」

といった形で見学だけを目標にすることが有効です。

有効な説得方法④|第三者の意見を活用する

家族からの説得では反発しても、

  • ケアマネジャー

  • 医師

  • 相談員

といった第三者の意見には耳を傾けるケースも多くあります。

どうしても難しい場合は?

状況によっては、

  • 認知症の進行

  • 転倒のリスク

  • 医療管理の必要性

などから在宅生活の継続が難しい場合もあります。

その際は、家族だけで抱え込まず、専門職と連携して進めていくことが重要です。

実際の事例|施設拒否が強かった80代男性の場合

実際に、施設入居を強く拒否されていた方の事例をご紹介します。

80代の男性で同居されていたご家族の体調不良をきっかけに、
在宅での生活継続が難しくなり施設入居を検討せざるを得ない状況となりました。

ご本人には認知症の症状もあり、元々は会社の社長をされていたこともあって
非常にプライドが高く、亭主関白な性格の方でした。

これまで介護サービスを利用した経験もなく、ヘルパーに対しても命令口調になることが多く、
「施設に入るなんてとんでもない」という強い拒否感をお持ちでした。

■ 対策のポイントは「プライドを守ること」

この方の場合重要だったのは説得することではなく、

ご本人のプライドをいかに維持したまま新しい生活環境を受け入れていただくか

という点でした。

そこで、入居をお願いする施設側とも相談し、

  • ご本人のお名前を呼ぶ際には必ず「社長」と付ける

  • 職員は「従業員」という設定で接していただく

  • 老人ホームという言葉は使わず、「別荘」として説明する

といった形でご本人のこれまでの人生や立場を尊重した環境づくりをお願いしました。

■ 結果として

最初は強く拒否されていたものの「自分の別荘で、従業員がサポートしてくれる場所」という認識を持っていただくことで、スムーズに新しい生活へ移行することができました。

このように、
施設入居を拒否されている場合でも、
ご本人の価値観やプライドに寄り添った対応を行うことで、
受け入れていただけるケースもあります。

まとめ|説得ではなく「理解」を目指す

施設拒否がある場合無理に説得することはかえって逆効果になることもあります。

重要なのは、

  • 本人の不安を理解する

  • 生活の質の向上として伝える

  • 見学を第一歩とする

といったプロセスです。


ハピネスプラスでは施設見学の際に同行し、ご本人が安心して見学できるようサポートしています。

施設に対する不安を少しでも減らし納得した上で住まいを選んでいただけるよう、お手伝いさせていただきます。

相談だけでも大丈夫ですのでお気軽にご相談ください。

  • 投稿者
  • 岡崎 柚美
  • 相談員

ご入居をお考えの方に笑顔で寄り添い「相談して良かった」と言って頂けるよう全力でサポートします。
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