はじめに|「月額〇万円」だけで判断していませんか?
ハピネスプラスの岡崎です。
老人ホームを探し始めると、「月額10万円」「月額15万円〜」といった表記を目にすることが多くあります。
しかし実際には、表示されている金額だけで生活できるケースはほとんどありません。
老人ホームの費用は、大きく分けて【初期費用・月額費用・介護保険自己負担額・実費】
の4つで構成されています。
この記事では岡山県内で老人ホームを検討する方に向けて、それぞれの費用が何にかかるのか、どれくらいが目安なのかをできるだけ分かりやすく解説します。
① 初期費用|入居時に最初にかかるお金
初期費用とは、入居時に一度だけ、もしくは入居前後で発生する費用です。
施設によって名称は異なりますが、主に次のようなものがあります。
■ 敷金
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賃貸住宅と同じ考え方
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退去時の原状回復費などに充てられる
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使われなかった分は返還されるケースが多い
■ 前払い家賃
前払い家賃とは、入居時に家賃の一部または全額を、数年分まとめて支払う方式を指します。
施設によっては、
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入居月・翌月分の家賃を前払いするケースもありますが、
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「前払い家賃」を採用している施設の多くは、
数年分の家賃をまとめて受け取り、一定期間をかけて償却する仕組みになっています。
この方式を採用することで、
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月々の家賃が通常より安く設定されている
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償却期間を過ぎれば、再度前払い家賃を支払う必要がない
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その後も、家賃は安い金額のまま継続される
といったメリットがあります。
■ 保証金
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施設によっては敷金の代わりに設定されている
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返還条件は施設ごとに異なるため要確認
初期費用の目安
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0円〜数十万円
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近年は「初期費用0円」の施設も増えています
※高額な前払い金方式の施設もありますが、 岡山県内では月額制・初期費用低めの施設が主流です。
② 月額費用|毎月固定でかかる費用
月額費用は、毎月必ず支払う固定費と考えると分かりやすいです。
主な内訳は以下のとおりです。
■ 家賃

居室を利用するための費用です。
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個室か多床室か
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広さ
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立地
によって金額が変わります。
■ 管理費・共益費

共用部分の維持や、施設運営にかかる費用です。
含まれることが多い内容:
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共用スペースの清掃
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建物・設備の維持管理
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事務管理費
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職員人件費の一部
■ 食費(※記載がない施設に注意)
食費は1日3食×30日で計算されることが多く、目安は 4〜6万円前後 です。
⚠ 注意点
施設のホームページやパンフレットによっては、食費が記載されていない場合があります。
これは
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外食する人がいる
-
食事を注文しない入居者がいる
といった理由から、「実費扱い」として記載していないケースです。
見学時には必ず「食費は月額費用に含まれていますか?」と確認しましょう。
■ 岡山県内|施設タイプ別 月額費用の相場
あくまで目安ですが、岡山県内では以下のような傾向があります。
● 介護付き有料老人ホーム
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月額 18〜30万円前後
-
介護・看護体制が手厚い
● 住宅型有料老人ホーム
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月額 15〜25万円前後
-
介護サービスは外部利用
● サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
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月額 13〜22万円前後
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自立〜軽度介護向け
● グループホーム(GH)
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月額 12〜18万円前後
-
認知症の方が対象
※立地・居室・医療対応により前後します。
③ 介護保険自己負担額|要介護度と負担割合に注意

介護サービスを利用する場合、
介護保険の自己負担分が別途かかります。
■ 介護度ごとの目安(1割負担の場合)
| 要介護度 | 月額目安 |
|---|---|
| 要介護1 | 約16,000円 |
| 要介護2 | 約18,000円 |
| 要介護3 | 約20,000円 |
| 要介護4 | 約22,000円 |
| 要介護5 | 約24,000円 |
※施設の加算(夜間対応、医療連携等)により前後します。
■ 負担割合は1割とは限らない
介護保険の自己負担割合は
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1割
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2割
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3割
のいずれかです。
年金収入や所得によって決まるため「1割だと思っていたら2割だった」というケースもあります。
④ 実費でかかる費用|在宅でも必要な支出

以下の費用は、在宅生活でもかかることが多い実費です。
■ 医療費
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病院受診
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定期受診
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検査費用
■ お薬代
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処方薬
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慢性疾患がある場合は毎月発生
■ おむつ代
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ほとんどの施設で完全実費
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使用量により月数千円〜1万円以上かかることもあります
⑤ 見学時に必ず聞いておきたい費用のポイント

見学時には、以下の点を確認しておくと安心です。
■ 電気代
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定額制か
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**メーター制(使った分だけ)**か
在宅酸素やエアコン使用が多い方は要注意です。
■ 洗濯代
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介護保険内で職員対応
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業者委託で月額固定
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施設オプションとして別料金
失禁がある方は特に重要なポイントです。
■ 介護ベッド
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備え付けか
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レンタルか
⚠ 注意介護ベッドのレンタルは、原則 要介護2以上で介護保険適用です。
要介護1以下の場合、自費レンタルになるケースがあります。
まとめ|費用は「合計」で考えることが大切
老人ホームの費用は、どれか一つだけを見て判断すると失敗しやすいです。
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初期費用
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月額費用
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介護保険自己負担額
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実費
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オプション費用
これらを合計して、月にいくらかかるのかを把握することが重要です。
見学時には「月の総額はいくらくらいになりますか?」と遠慮せず確認しましょう。
ハピネスプラスでは、これまで多くの施設見学に同行し、
費用や条件の確認、施設ごとの違いを丁寧にお伝えしてきました。
プロと一緒に見学することで安心して判断していただけます。
ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
