老人ホーム紹介事業とはどういった事業内容になるのでしょうか?
老人ホーム探しの強い味方となってくれる、紹介事業について解説します。
■老人ホーム紹介事業は施設を紹介してくれる業者
新しい家に住みたい時に賃貸の紹介をする業者がいるように、老人ホームにも紹介業者がいます。
その業者は老人ホームを探す人、もしくは紹介した先の老人ホームから手数料をもらって人と施設のマッチングを行っているのです。
紹介料・手数料0円と謳っている業者は、行く施設を決めたらその施設から手数料をもらっていると考えて良いでしょう。
多数の施設の中から、探している人にぴったりの施設を選んで紹介してくれたり、見学会に一緒に行ってくれたりします。
見学会に行ってもあまり良く分からなかったり、行くこと自体に不安がある人でも、老人ホームのスペシャリストである業者の人と一緒に行けるので安心できるでしょう。
■その老人ホームをどのくらい知っているかがカギ
紹介業はまだ始まってから年月が浅く、良い業者と悪い業者が入り混じっており、まだルールなども確定していません。
ですから、良い業者を見分けるにはその施設のことをどのくらい知っているかがカギになってきます。
入居者数やレクリエーションの回数などはパンフレットを読み込めばすぐにわかることですが、施設長の人となりや食事の具体的な味、職員の雰囲気などはパンフレットだけでは読み解けず、実際に何度も行っていなければ分からないことです。
そういったことを質問し、丁寧に答えてくれる業者は施設に詳しく、しっかりと隅々まで知っている業者と言えます。
■どのくらい相談者を知ろうとしてくれるかもポイント
人に何かを勧めるとき、相手のことを知らなければ勧められるポイントも変わってきます。
ですから、好みや希望はもちろん、入院歴や持病、趣味や職歴などの情報も細かく聴き、それからどの施設が合っているか考えるでしょう。
あまり相手の好みを知らないまま勧めてきたり、契約を急かすような発言をしていたら、あまり良くない傾向です。
本当に相談者のことを思っているのであれば、できる限り多くの選択肢を見せて体験させ、そこから自分の意志で選んでもらおうとします。
老人ホーム紹介事業がどんなことをする業者か紹介しましたが、やはりまだ始まってから日が浅い事業なので、良い業者も悪い業者も混合しています。
最終的に選ぶのは自分であるという意思を持ち、上手に利用していってください。