老人ホーム入居を決める前に、入居予定の老人ホームへ見学にいく方も多いはずです。
パンフレットでもある程度は知ることもできますが、安心して老人ホームで生活するためには事前の見学を欠かすことができません。
今回は、老人ホームを見学する際に気を付けるポイントについてご紹介しましょう。
■老人ホームの雰囲気を見てみる
老人ホームに入居後は、毎日の生活の場となります。
そのため、どのような雰囲気なのか、入居する人に合っているのかというポイントはとても重要です。
老人ホームで働いているスタッフの挨拶や対応、入居している利用者の様子はパンフレットだけでは分からないので、見学時にチェックしてみましょう。
もしも、介護の様子やレクリエーションの様子も見ることができるようであれば、どのような生活を送るのかイメージしやすいので、可能であれば見ておくことをおすすめします。
その他にも、利用者の表情や職員の表情、介護中の言葉遣い、一人ひとりに合ったケアを受けることができそうかなどのポイントに注目するとどんな雰囲気か把握しやすいはずです。
■老人ホームの設備をチェックする
老人ホームの設備はパンフレットに写真が載っていますが、実際に見ると印象が異なる場合があります。
生活の場として居室や入浴設備などは見ておいた方が良いですが、手すりなどの安全対策がされているか、リハビリの設備はあるかなども見ておくと良いでしょう。
また、介護用のベッドは貸与なのか、レンタル料は発生するのか、家具や寝具の持ち込みは可能か、洗濯サービスはあるのかなど生活していくために必要なポイントは、入居前に担当者に確認しておくようにしましょう。
介護度によって必要な設備は異なりますが、利用者一人ひとりに合った介護ができる老人ホームかどうかは設備である程度把握することもできます。
■ケアの体制はどうなっているのかチェックする
老人ホームは、ユニットケア、フロア分けケア、混在型ケアの3つに分けることができます。
ユニットケアは、入居者が10名程度でユニットごとに介護スタッフがいるので、顔なじみのスタッフから介護を受けることができ、個室になっているので自宅に近い生活を送ることができます。
フロア分けケアは、フロアごとにケア体制を整えているので、ユニットケアのように一人ひとりに合った介護サービスを受けることができます。
混在型ケアは、身体状況などに抱えあらず介護を同一フロアで行うケア体制で、職員数は少なく利用料金がリーズナブルです。
ケア体制は、老人ホームによって異なるため、見学の時にどのような体制でケアを行っているのかチェックし、入居前に知っておくようにしましょう。
老人ホームを見学する際に気を付けるポイントは、この他にもリハビリの体制や医療機関との連携、レクリエーションが充実しているかなど生活を豊かにしてくれるかどうかも気をつけて見てみると良いでしょう。
そうすることで、入居後に満足した生活を送ることができるはずです。